スーっとする爽快感が暑い時期に気持ちの良いミント。そんなミントは大きくペパーミント系・スペアミント系に分類されます。
中学生の頃の職場体験でハーブ園に行ってたくさんのハーブの名前を覚えたのが懐かしいです。
ミントは花粉症にどんな良い効果があるのかペパーミントとスペアミントについてお話していきたいのですが、ミントの名前の由来が面白かったので、名前の由来も一緒にご紹介します。
目次
ミントの名前の由来
ミントの名前の由来は、ギリシア神話で冥王ハーデースの浮気話に出てくる、美しいメンテー(ミンター)という名からきているようです。
諸説1
諸説2
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以来この草はミントと呼ばれ、ミントはハーデースの傍、神殿の庭で、 愛らしい存在感を保ったまま咲き誇り続けたといわれています。地上でも今も陽光を浴びる度に芳香を放ち、人々に自分の居場所を知らせているようです。
ペパーミント
(英名:Peppermint 和名:セイヨウハッカ)
ペパーミントの特徴
胡椒のような刺激があることから、ペッパー(胡椒)が名前の由来となっています。主成分はメントールで50-60%含有しており、スーッとする清涼感(メントール臭)がします。デザートの飾りだったり、料理やミントティー、その他ガムや歯磨き粉などに含まれています。
メントールの効能
メントールには塗った部分の血管を拡張させる効果があります。
また、メントールの芳香にはイライラの軽減、リフレッシュ・偏頭痛の緩和・乗り物酔い防止などに効果的です。
注目成分:ミントに含まれているポリフェノール
ペパーミントの葉にはポリフェノールの一種である、ルテオリン-7-O-ルチノサイドという有効成分が発見されています。この成分には、ヒスタミンが遊離するのを抑制する(抗アレルギー)作用があり、花粉症などのアレルギーの症状の軽減が期待されています。
スペアミント
(英名:Spearmint 和名:オランダハッカ)
スペアミントの特徴
主成分はℓ-カルボン+リモネン(芳香成分)でメントールはほぼ含まれません。ペパーミントより柔らかく優しい香りがするので、ミントティーやお菓子、料理などに使われます。
スペアミントの効能
ローマ王国では消臭やネズミ除け、イギリスでは胃・呼吸器の薬として用いられ、中世になると、傷口に塗る薬としても使われるようになりました。
芳香成分には気分をリフレッシュさせる効果、消化の促進、食欲増進、腸内にたまったガスを減少させる働きがあります。また、殺菌、口臭予防効果も期待できます。
ドライミントの活用
ドライミントの作り方
1. 新鮮なミントの葉を50gほど用意する
2. ザルやネットなどに重ならないように広げ、天日干しにする
3. ミントの葉がカラカラになるまで乾燥させる
すり鉢などで細かくすれば、お菓子や料理にも使いやすいですし、粉末状に挽くと部屋中にいい香りが漂い、爽やかな気分になります。
花粉症の症状で、ひどい時にはイライラしたり気分が落ち込んだり、何も手につかなくなるということもあるかと思います。ミントティーやお菓子、料理の他にも、ミントの精油を使ったアロマや入浴剤、シャンプーなど活用方法はたくさんあります。イライラの軽減やリフレッシュ、花粉症の症状の軽減にミントは活用できそうです。ミントは生命力が強く、プランターでもしっかりと育ちます。あたたかくなったら、ベランダなど日当たりのよい場所で育ててみてはいかがでしょうか?