わたしたちは肌に対して疑問に思われる要因を一つ一つ解消することで、本当の意味で肌に良く使い続けられる化粧品をお客様に提供できると考えています。
3つのフリー
人と環境に配慮したものづくりの精神
防腐剤フリー
防腐剤は一時的に使用する場合には肌への影響はほとんどないと考えていますが、クリームなどに配合されている防腐剤が長時間皮膚上にキープされることに不安があります。例えばパラベンは皮膚では特に何も感じないものの口に含むと舌をマヒさせる感覚があります。このようなことから肌への影響を考慮して、肌・毛髪に残す化粧品には使用しないように考えています。代わりに、肌には何ら問題がなく菌の増殖は抑えるようなpHのコントロールやクリームのように肌に塗れば肌温で蒸発するエタノールを配合する等、極力肌に影響を及ばさない方法で防腐をしています。
キレート剤フリー
製品を経時的に安定させるためにEDTA等のキレート剤が化粧品にはよく入っています。キレート剤とは製品の品質に影響を与えてしまう恐れのあるCa2+等の二価の金属イオンを封鎖してしまうものです。化粧品の品質を保つという面では有効ではあります。しかし、二価の金属イオンは微量元素と呼ばれるものが多く、EDTA等が入った化粧品を使うことによって皮膚から奪われてしまう恐れがあり肌荒れにつながりかねません。また、EDTAは環境にも悪影響を与える物質でもあります。全ての生物において微量元素は必須成分です。EDTAを多く自然界に放してしまうと分解されないため微量元素が欠乏し、生態系へ影響を及ぼすことが懸念されています。
非イオン界面活性剤不使用
ハンドクリームなど使用後に洗い流さない化粧品はいつまでもべとべとするものです。皮膚に非イオン界面活性剤が残っていることが大きな要因です。また、非イオン界面活性剤は乳化力が強く、取り込んだ油をなかなか離さない性質から、化粧品に配合された折角の油分も効率よく肌に届けられない可能性も考えられます。質の良い油成分を効率よく肌にいきわたらせ乾燥から肌を守るためにも、洗い流さない製剤には非イオン界面活性剤を極力使用しません。